※溜めてたせいで今更です、すみません。
前評判から想像してた感じよりも、小劇場臭がすごくて意外に面白くてびっくり。
しまった、もっとリアルタイムで見ておけばよかった。
もっとこう、深夜の低予算特撮ノリだと思ってたんだよ、ドグちゃんとか、そういう系の。
もしくはメジャーの国の人がオタク・サブカル層を狙って外すんだろうなーって勝手に想像してた。ごめんね。
まずRPG(DQ5)なのは父子設定と最初のスライムだけで、基本
会話劇です。
それもセリフっぽくない、リアルな日常会話ノリと多めの文章量で、妙に現実的。
一応セオリーどおり剣を抜いて勇者認定→幻の薬草を求めて旅立ちます。そこまではいい。
速攻パーティ4人が揃いました。
パパス役(父)がきたろうでした。薬草しこたま持ってました。
目標達成しました。気まずい感じで
パーティ解散。
けどなんか神託があって、旅?続けるぽい?んじゃ俺らも行く?ってか決意を誓い合った直後に解散とか超気まずいし、ぶっちゃけカッコ悪いんで救われたっつーか、まぁ行くとこねえし……俺ホラ、こいつ殺さなくちゃだし?や、忘れてねえよ、ずっと考えてたよそのことは。たださ、ただ疫病とかって、俺の殺意より優先順位高いかなーみたいなアレで、口に出すのもKYかなってんで言ってなかっただけでホラ、覚えてる。覚えてるっつーんだよ。
↑全編こんな雰囲気です。(内容は適当)
……これ、
銀魂ですよね。台詞のセンスが、まんま銀魂。
今どきの若者言葉を普通に混ぜた、メタ視点、パロディ、ダラダラと自然な日常会話。
「や、ちょ、ていうか」みたいな意味のない感覚的言語を多用してリズムと間を作る方法とか、
ボケとも言えぬダラけた流れにツッコミだけ入る感じとか、全体的な倦怠感が、も、
すげえ銀魂。勇者=生真面目天然、女武闘家=ギャル系、戦士=オヤジ、魔法=ダメツッコミ、
という基本を押さえたパーティで、話も転がしやすそうです。
なんかたぶん、このノリで次々おつかいをこなして強くなるのでしょうね。
銀魂的に。山田孝之はしかし、ほんっとにイイとこに駒を進めたなあ。一生いける路線だろこれ。
演技力やルックスだけでは厳しくなるであろうこのエンタメ不況下において、
ソフトを担当できる人材は非常に強いと感じます。ハリウッドみたいだよね。ジョニデとかああいう。
低予算特有の画のダルさをも楽しむつもりで、ゲストにも期待しつつ視聴しようと思います。
劇団系の役者だらけだといいと思います。
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