先週の続きが気になるので惰性で見た。
もう、このね、なんだろ。なんつーか、古いのよ。
やっと分かった。
BLだからじゃなくて、古いから恥ずかしいんだわコレ。
今回のアバンのモノローグに古いセンスが凝縮されてて、ようやくそこに気付けた次第です。
「理由は分かっているのだ」の“いるのだ”って“なのダ☆”ってノリでしょ、相原勇的な。
「頭の中がそのことばっかりですよ。ええ、もう」って自分に敬語も古いわー。
「傷付かなくもないわけで……」この場合の“わけでモノローグ”、倉本聡というより
オレンジロード?また読み方が古いんだ。「いるのだ」の“る”がアガるイントネーションとかさあー。
岡本の芝居が古いだけかと思ったけど、これだけ続くと演出だよな、絶対。
でも、そう感じるのは自分がこういう↑表現の全盛期を知ってるからで、
むしろ若い世代は気にならないのかもしれない。
やってる岡本本人(若者)はどう思ってるんだろう?
30代以上のおっちゃん達は、やり慣れたタイプの芝居だから楽だと思うけど。
雪名くんがしてるイヤーカフも超古いよねえ。一瞬流行ったんだよ、オタとバンド系の人の間で。
もう今、売ってなくね?どういう人種がすんの?
作者、いくつなのかしら。(ぐぐる)98年デビューだと、30ちょいってとこ?もっと上っぽいけどな。
とにかく、やたら王道とかベタとか感じるものの正体は、
「その当時(どの当時だか知らんが)流行していた・人気があった」ことなのだと思います。
どっかからパクってきたわけじゃなくて、作者の中にある感性なんだろうなあ。
もしくはコレだけが、
売ろうと思って手癖で描いてる作品なのか……。(そんな気もする)
ああ、作品の話もしておかねば。
先週に引き続き、3組目のカップル成立話でした。終わり。
しかしこの木佐くんって子は先週といい、町なかで男と痴話喧嘩すんなしwww
一応マイノリティの自覚があるらしく、自分で「そういう人種」とかカムアウトするし、
「お前には関係ない世界だろうけど」とか口に出せるし、常識人ですよね。
でもきっと原作だとこの後やってますよね。そのための自宅ですよね、間違いなく。
きちんと“初恋”キーワードもこなし、ハッピーエンドというよりはお役御免といった幕切れでした。
あ、岡本が丸川書店用語集を完走できたのでお祝いしておきます。おめ!
「もしかして言えた?今回は言えた?やtt」PR