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カルチャーに対する日々の感想・思考。 書きやすいアニメ・漫画系に偏りがち。
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    関西人。
    作家と作品、役者と役柄を混同しないことが矜持であり礼儀であると信じて疑わない、されど自身は表現者崩れです。
    サブカル全般に精通できる時間と頭と金があればいいのに。

    自分用アーカイブとしての利便性を追求しているため、不親切な表現が多いかもしれません。ご容赦。
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    常日頃から「作品(役柄)と作者(役者)は別」を矜持としてきた身ではありますが、
    初めて素の中井さんに心動かされてしまいました。
    どれくらい動かされたかというと、さん付けするぐらいの激動です。
    呼び捨て=仕事内容を評価するとき、さん付け=本人に向き合うとき、みたいなことでしょうか。
    でしょうかって言われても。

    成人式お祝いメッセージ@神戸市

    3:48~

    ■以下全文

    (標準語)
    神戸市の新成人の皆さん、おめでとうございます。
    声優の中井和哉です。
    ご存知ない方は「ONE PIECE」のゾロ役で分かって頂けるでしょうか。

    (ここから関西弁)
    私も神戸の出身です。

    私が神戸を離れて、声優になるために東京に向かったのは、今から16年前。1995年の春でした。
    神戸にとって特別な年です。

    そんなときに神戸を離れることに後ろめたさもありましたし
    東京で辛いこともいっぱいありましたけど
    段々元気になっていく神戸に励まされて、頑張ってきました。
    それは皆さんのご両親だったり、先輩だったりの、頑張りのおかげやと思ってます。

    そしてこれからはいよいよ皆さんの出番です。
    皆さんのフィールドがどこになるかは分かりませんけど
    日本一(にっぽんいち)の街の出身者やという誇りを携えて、頑張って行ってください。

    (ゾロで)「これからの神戸を、よろしく頼むぜおめェらァ!!」

    -----------------------------------------
    泣いた。
    なんてまっすぐな人なんだ。なんて優しい、なんて新成人へ贈るにふさわしい言葉なんだ。
    なによりも、関西弁で話してくれたことに一番感動しました。

    これは同郷でなければ、そして神戸でなければ分からない感覚です。傲慢に聞こえても断言します。

    成人式は震災とセットで思い起こされる行事です。
    だって2日後だったんだもん。(当時は1月15日固定)
    成人式のために帰省して被災したという人も少なくなかったからです。

    余談ですが私自身は「成人式とかちょー面倒だしぃ~。ダセェし~。ってか出席しない方がカッコイイしぃ~」
    と思って出なかった大二病なクチでした。
    ダメージジーンズとロックTで出た友人とどっちが痛いか、今なら語り合える気がします。

    さて、震災の年は私も他府県に住んでおり、まさに後ろめたい思いをしていました。
    あーこっちにいてよかったー、なんて微塵も思わなかった、本当に。
    まるで仲間を裏切ったかのような、意味の無い罪悪感でいっぱいだった。

    周囲が発する平和な会話に苛立ち、逆に「実家大丈夫?」コールの殺到に苛立ち、
    連絡がつかない友人を案じ、交通マヒで帰れない自分に焦り…………

    最終的に大阪から船で神戸入りした夜を、
    徒歩で実家に向かう途中で見た阪急三宮駅解体の様子を、
    そこで一緒に歩いていた友人が発した言葉を、
    忘れることは絶対に無い。
    死ぬ前の走馬灯に現れるであろうハイライトシーンのランキングでは、揺るぎなく上位にいる記憶です。

    初動パニックが収まってからの方が、後ろめたさは増すものです。
    私はこんな土地でこんなおいしいもの食べてていいんだろうか、みたいなことが日常的にあり、
    さりとて生きてく上での義務は発生するので、故郷ばっかかまけているわけにもいかず、
    ニコニコと日々の業務をこなしながらの復興支援(気持ちだけ)。

    わかる、わかるよ中井。(ビールをつぎながら)
    野球見る人か知らんけど、見なくてもオリックス超応援しただろ、95年だけ。
    無理矢理ルミナリエ行っただろ、知らんけど。
    そしてやっぱ神戸日本一だって思っただろ、なあ?(肩を組んで)
    よーし、もう一軒行くぜ!(六甲おろしを歌い上げながら東門街に消える)

    自分の地元のことを臆面もなく「日本一の街」と言ってしまえる胆力を、私も見習おう。
    身内を卑下する日本人・京都人気質を美徳だと思ってきたわけではないけど、
    なかなか胸を張って「日本一」までは言えないものだ。
    でも日本一なんだよ。誇ってるんだよ。
    ああ、この人と同郷で本当によかった。あんたこそ神戸の誇りだよ。

    かっこいいなあ、中井。帯刀してなくても、あんた十分かっこいい。
    いや、それめっさキャラと混同してるやん。同一視と言っても過言ではないやん。
    「こんな人だからあんな芝居ができるのね」ぐらいの落としどころを見つけようと躍起になってはみたものの、
    どう足掻いても結論は「ごっつ中井ファン」にしかなりませんでした。
    いい、それでいい、もう。
    まぁだからって生で見たいとかそういう方向には行かないんだけど。

    勝呂の関西弁の話から思わぬ大遠投を食らい、着いた島がエルドラドだったネットサーフィンの旅の果て。
    今日からは中井さんのことをもっと尊敬しよう。そうしよう。
    思い切ってBLCDも聞こう。……うん、ごめん、それは無理。勘弁してください。


    それに引き換え古ちん(古田新太)ときたら……何やねん、伊川谷のくせしやがって……。
    言うてることは良かったけど、ここは標準語とちゃうやんか。
    もっとこう、あの頃の読売テレビの深夜番組みたいにやってくれな……。
    見損なったわ。生くん(生瀬勝久)やったら関西弁でいったで、ここ。もう。


    追記:
    ハッ……! 今気付いたけど、違うやん、ゾロが“神戸”と言ってくれたことが凄いんやん!
    『ゾロに応援される神戸市の新成人』が羨まれるところでしょう、ここは!ワンピファン的に!

    そんな基本にさえ思いが行かないほど、全部持ってかれました。脱帽。
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