二次も三次も、スポーツに全く興味がもてない。
別に自分が苦手だからとかじゃなく(苦手でもないし)、面白く思えない。
ゲームとしてはそれなりによくできてると思うけど、別に人がやんなくても燃えプロとかでいい。
フィギュアスケートなんかは、単にキレイだから芸術としていいんだけど、
勝敗かかってるものは本当にもう、全然興味が持てないのです。
二次に関して言うとね、おそらく理由は、どこか“余力”でやる遊び、だと思ってるから。
だってそんなの、命かかってねぇじゃん。
どうせ家帰ったら母ちゃんがメシ作って待ってんじゃん。
てか親の庇護の元で、学生しながら、優先順位3番目ぐらいでやってんじゃん。
もしくは職業じゃん。誰かに金もらって、それで生活してんじゃん。
……ってのが白けてしまう理由、第一。
あと半端なリアル感ね。
現代日本の常識的な範囲でのがんばりであり、必殺技であり、人間関係であり。
だからこそ生まれるドラマはもちろんありましょうが、そこはまぁ、好みの問題です。
批判ではなく、自分の好みの話。
私は二次元にはとことん夢を見せてほしいので。
で、もうちょっと思考を進めると、私は多分“自立”をすごく重視しているのですよ。
少年主人公があんまり好きじゃないのも、年齢ではなく環境のせいかもしれない。
ぬくぬくと守られてる上で命かけたって、そりゃあスポーツと何ら変わらないよ。
ちゃんと自分の足で立って、自分の腕で今日のメシを獲得してなきゃ「かっこいい」と思えないです。
何故ワンピは10代なのに好きかって考えたら、あーそうかーってなったんだ。
あいつら、ちゃんと社会に向き合って、自分たちの力だけで生きてるでしょう。
政治も経済も、きちんと自分の人生の中にある。
自分の人生に責任持って、自分だけの判断で生きてる。
大人なら当然だけど、少年でこの立場にいるのはとても難しいことだと思うのです。
NARUTOやリボーンにはそういう視点がないから、いつしか見なくなっちゃったんだなあ。
ドラゴンボールみたいな特殊な環境もありましょうが、
それはそれで“世界”が見えてこないので、なんかちょっと違うんだよなあ。
スポーツ漫画で面白いと思えたのは、とことん家族ぐるみで描かれてるものか、
いっそスポーツどっか行っちゃってるギャグぐらいだ。逆境ナインとか。
真面目に描かれてば描かれてるほど、その背景にある保護者のことを考えてしまいます。
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